2013年度 活動報告

2013年5月26日開催 理事会報告

2013年度は一般財団法人に移行して2年目ということで、移行に伴う小さな混乱があったが、大事にはいたらずにすんだ。
一方、地域や相思社が抱えている課題は大きい。
2004年の関西訴訟最高裁判決は水俣地域にとっても、相思社にとっても大きな出来事であった。
相思社は申請協の事務局を引き受けてから甘夏事件までは、未認定患者運動支援を活動の中心に位置づけてきたが、1989年答申において「水俣病患者の運動がつづく限りそれを支え」る、一方で「水俣病を伝える」ことが相思社の中心的活動となった。1995年の和解以降は運動支援ではなく、対等な関係を基盤とした「つきあい=相互交流」を目指すようになっていた。
2009年の水俣病特措法は表面的には「被害者補償・救済問題」と「チッソ分社化」が主題となっているが、「環境と地域の課題の克服」という側面も大きい。

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