一、水俣病啓蒙活動について
「水俣市民は水俣病にどう向き合ったか」に記載されています「複数の匿名市民」からの聞き取りについて、七月一八日に「問題ではないか」「今後市として何らかの対応を」という旨の申入れを口頭で行いましたが、その席で市長は「早急に市として対応を考える」とお返事をいただきました。
約束どおり、市報において市長自ら匿名市民の発言に言及されました。
しかしながら、その後市職員の認識不足からの発言という事件が起こりました。そういった事件の再発防止の意味もあり、語り部を講師に招き市職員全員の研修を実施されました。
遅きに失するの感もありますが、わたしたちとしても評価したいと思っております。
しかし、一般市民においては「匿名市民」同様「ニセ患者」意識に基づく誤った認識が今も続いているのが事実です。こういった誤った認識を正していくことも「もやい直し」の重要な事業であると思います。今後とも積極的にもやい直し事業の継続に努めていただきたいと思います。
また、「もやい館」「おれんじ館」といったもやい直しセンターは「もやい直し」事業を行うために作られました。両館が本来の目的に添った活動を行うことも強く要望します。
二、水俣湾周辺の水銀調査について
別紙のように、環境庁長官ならびに熊本県知事に申入れを行いました。
水俣市としても内容を検討され、同趣旨の申入れを県にされるように要望いたします。
平成一二年一二月一九日
水俣病患者平和会 会 長 石田 勝
水俣病患者連合 会 長 佐々木清登
水俣病被害者の会全国連絡会 代表委員 森 葭雄
幹事長 橋口 三郎