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2007/05/14 やり直し説明会レポ2


(転載歓迎)
水俣病センター相思社です。

先ほどは11日にお送りしたメールを誤って再送信してしまいました。
大変申し訳ありません。今後十分注意いたします。

おかげさまで、13日の水俣産廃処分場の環境アセス説明会には多くの
方の参加がありました(新聞報道では800人)。
一方、相思社には「遠くて参加できませんが、頑張って」という激励のメー
ルも多数いただきました。転載・転送で協力いただいた方もたくさんいらっ
しゃいました。
本当にありがとうございました。

私たちには、このメールを読んでいただいている方お一人お一人が支えと
なっています。
今後ともご協力をお願いいたします。

さて、13日の説明会のご報告をさせていただきます。
予想はしていましたが、残念な結果に終わりました。
IWDの環境アセスメントには疑問点が多くあり、多数の質問を用意してい
たのですが、IWDは私たち住民の疑問に答えることなく、説明会を打ち切
るという暴挙に打って出ました。

もちろん私たちはあきらめてはいません。

IWDは「日本一の処分場を作る」と豪語し、「水俣にふさわしい環境に優し
い処分場を作る」と表面上は柔和な言葉を使っていますが、今回の説明
会で自己の経済的利益のみしか考えていないことがはっきりしました。

高圧的で強引な説明会の運営の仕方、壇上で示した居直りふて腐れたよ
うな態度はそのことを物語っています。

もし、熊本県の担当者がものの本質を見る目を持っているのであれば、
前回と今回の二度にわたってIWDが示した姿勢を「強引で、危険な体質」
と見るしかないと思います。私たちは「水俣病を経験した水俣だから、環
境や人に優しく、人類に未来を語れるマチにしたい」と願っています。

「水俣病という負の遺産をプラスに代えよう」と努力を重ね、ようやく環境先
進地区として定着し始めています。IWDはそういった地域の人々の努力と
思いを踏みにじろうとしているのです。

今後、もし熊本県がIWDの不当性を認識しないのであれば、私たち住民
の怒りの矛先は熊本県行政に向けられていくことでしょう。
私たちは長年にわたる水俣病の苦しい経験の中で行政と対峙することの
空しさを学んできました。できることならば熊本県行政には事業者の側に
立つことなく、住民の声に耳を傾けていただきたいと思います。

熊本県を始めとする行政関係者には是非とも私たちの思いを受け止めて
ほしいと願っています。

                              2007/05/14


*** 目 次 *************************************************
(1)IWD東亜熊本 環境アセスメント やり直し説明会ドキュメント
(2)意見書をお願いします!
*************************************************************




──────────────────────────────
(1)IWD東亜熊本 環境アセスメント やり直し説明会ドキュメント
                   ――巧妙な手口で逃げたIWD――
──────────────────────────────

3月11日に湧水に関する住民の質問に答えられず、再調査と説明会の
やり直しを約束したIWDは、5月13日、2回目の説明会を開催した。

 □3月11日の説明会のレポート
  
http://www.soshisha.org/topics/sanpai/20070311setsumeikai/20070311r
epo.htm

予想通り、IWDは前回の失態を繕うべく、更に姑息で巧妙な手口を用いて
きた。
しかし、住民の追求により、ついに表面上の柔和さとは裏腹な凶暴な本性
を表したのだった。

説明会は午前10時から午後4時までという一日がかりの強行スケジュー
ルだった。
長時間の説明会は座っているだけでも苦痛を感じる。IWDは約1時間の
昼食休憩以外には、トイレ休憩さえもとらないという、地域住民参加者を
敵視した対応に終始した。

IWDは参加者に苦痛を与えることにより処分場反対の熱意に水をかけよ
うとしたのだろう。しかし、会場に集まった800人の住民のほとんど欠ける
ことなく最後まで一体となってIWDを追及した。残念ながら、IWDは予定
の午後4時と同時に、説明会を打ち切り、逃げ去るという暴挙に出たので
あった。

(以下は当日のドキュメントです。また、全国で産廃処分場と闘っている皆
様も、どうぞ説明会での業者の手口を覚えておいてください。)

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-------
7:20 有志の女性たちでお昼に参加者の人たちに配るおにぎりを握り始
める。

9:50 説明会場の文化会館には約800人が集結。
「半日しか来られない方はなるべく午後に来てほしい」と事前に連絡してあ
ったことを考えるとまあまあの入りか。
「託児があれば長くいられるのだけれど」と話していた若いお母さんもいた。
今後は託児も考えよう。今回は反省のみ。


10:00 開会。まず司会が自己紹介を兼ねてあいさつ。
前回、横暴な司会に非難が集中したこともあり、IWDは“中立的な第三者
”として、北九州市立大学教授大学院国際環境工学研究科教授の乙間末
廣氏に司会を依頼したという。

乙間氏の第一印象は柔和な学者といった感じ。
しかし、突端のあいさつの中で「説明会はアセス準備書の技術的内容に
ついて説明するのが目的で、処分場設置の妥当性についての議論をする
場ではない」との認識を披露する。会場からは小さなブーイング。

10:20 小林景子社長があいさつ。
優しくて物わかりの良いお姉さんふうのもの言い。
「公害の町水俣」にも言及するが、中身がない。

次いで、アセス担当の田邊裕正氏(NPO法人環境技術協会)の説明。
前回は平林氏が立ち往生した反省なのだろう。今回は田邊氏一人がほと
んど説明と回答を引き受ける。

前回追求され住民立ち会いの再確認を約束させられた「湧水」について、
ていねいに図を使って説明。

一見ていねいな説明だが、本質的な部分は全く触れず、住民の疑問には
答えていない。
ここでは午後の質疑で明らかになった部分も含め、田邊氏の主張をまと
めてみたい。

(1) 「沢水とか湧水とか地下水とかは表現方法は主観によるものも多く、
言葉に拘泥しても意味がない」(ということは、準備書で「これは地下水、こ
れは表流水」と分けて書いているのは意味のないことを書いているという
ことか)

(2) ボーリング調査の図では、地下水が水位の低い方から高い方へ流れ
ているように矢印が書いてある。この矛盾については、「流向を測定した
場所は、安定した地下水ではなく、その上にある“宙水”であり矛盾ではな
い」とのこと。(そんなものの流向を計ってどうする。なぜ安定した地下水
の測定をしないのか?)

(3) 「豊富な湧き水」について。田邊氏曰く、「豊富な湧水とは阿蘇白川水
源のような1分間に何トンもの湧水を言うのであって、処分場予定地の湧
水は豊富とは言えない」。(豊富であるかないかは主観の問題じゃないの
か? 下田さんや地域住民にとって生活に十分であれば豊富なんだよ。
よそと比較しながら暮らしてるわけじゃない。生活とかけ離れた視点でも
のを言っちゃあ困るよ、田邊君)

(4) 田邊氏曰く、「地盤が西に10度傾いているから地下水は東側の大森
地区には出ない」(それはそちらの主観だろう。根拠も示さず、ボーリング
調査結果でも明らかにされていないことを言うのは推測とさえ言えないと
思うがね、田邊君)

(5) 田邊氏の言いたいのは「遮水工事をするんだから、地盤も地下水も
関係ないだろう」ということなんだろう。(現実にそれでも問題が起こってい
るのだ。人間のやることに間違いはつきもの。ましてや目に見えない地下
で、何年後、何十年後に絶対事故が起こらないなんて言い切れるのだ。)

残念ながら田邊氏の説明は住民を納得させ、安心させるものとはほど遠
いものだった。「最初に結論ありき」の調査しかしていない。昔はそんなの
ばっかりだったけど、今どきははやらないんだよ、田邊君。


ついでに、地質の説明で気になったことを書いておこう。

(1) 地盤の強度を示すN値は処分場の底面から数メートルまでしか測って
いない。(??)
(2) 鹿谷川の流量が少ないのは、一番上が不透水層になっていて保水力
が低いためである。(?? 普通に考えると反対じゃないかな)
(3) 大森側は「受け盤」なので崩れにくい。(そりゃ本当か?実際に崩壊し
ている場所があるのをどう説明するのかね、田邊君?)


11:00 IWDは前回説明会で「質問はあらかじめ名前と質問内容を書いて
質問ボックスに入れたものしか受け付けない」と予防線を張った。今回そ
の質問への回答をするという。

なんと、いきなり前方スクリーンに質問者の名前をデカデカと映し出す。
個人情報保護が叫ばれている昨今、IWDさんはその流れに挑戦したいん
ですね。開いた口がふさがらないというのはこう言うときに使う言葉なんで
しょうねえ。
ちなみに「動植物調査の聞き取りをした県の委員の名前を教えてください」
との質問に対しては、「本人に名前を出していいか聞いてみないと…」との
お答え。妥当といえば妥当なんですが、それなら了解を取らないままに住
民の名前をデカデカと映し出すのはどうお考えですか、田邊さん?
「質問なんぞするから見せしめにしてやる」ってことなんでしょうかねえ、IW
Dさん?

まあ、質問ったって、具体的なものあれば「水について」とか「地質につい
て」とか項目だけをあげたのも多い。みなさん「具体的には口頭で質問す
るから答えてね」という意味だ。
一応、田邊さんは「回答がみなさんのご質問の意図と合っているかどうか
分かりませんので、追加で質問があれば午後にお受けします」と約束した。
十分な回答じゃないことを認識はしてるってことですよね。繰り返しお約束
したことですから、まさか反故にはしないですよね、田邊さん。


12:30 計ったように予定の12時半に田邊氏の説明が終わった。(ううん、
こりゃあだいぶリハーサルを積んでるね)。

会場「確認しておきたいので聞くけれど、項目だけあげて口頭での質問を
予定してる人や回答に納得できなくて再質問したい人の質問時間はちゃ
んと取ってもらえるんですね?」
乙間氏は「午後からの進行については、午後の部の最初に提案したい」と
答えてようやく昼食休憩となった。

眠くなるような話を長々と聞かされて、午前中だけでクタクタになった住民
も多数いるはず。もし、動員されて来ている人たちがいるとすればここで
帰るはず。自主的に来ていてもこう疲れてしまっては帰る人が続々・・・と
危惧していたが、これぞ杞憂。
ほとんどの参加者は弁当持参。弁当を持ってきていない人は地元スーパ
ーの出張販売の弁当をパクついている。
文化会館の芝生の上でピクニック気分で弁当を広げている人も多い。
せっかく私たちが朝早くから握った無料配布のにぎりめしは売れ残ってし
まった。まあ、これは嬉しい誤算だった。


13:30 説明会が再開。会場を見渡すと午後から来た参加者もいるようで
午前中より若干増えたみたい。
さあ、午後からがメインイベントの質問タイムだ。
と思っていると、司会の乙間氏が会場に質問した。

「事前に質問の申し込みをされた方以外で、会場で質問したい人はどれく
らいいますか?」
会場からはいくつかの手が上がった。
乙間氏は会場からの質問も受けるという。(んっ、追加質問を受けるという
ことは今回だけでは説明会が終わらないと判断してるってこと?)
乙間氏が提案する。
「市民会議の代表者質問は一応3時までとして、3時から会場からの質問
を受けたいと思います。会場の質問が終わったところで再度代表者の質
問を受けるという事にしたい」
(んんっ。会場からの質問も新たに受ける、事前の質問も打ち切らない、と
いうのなら反対する理由はないけど・・・本気でやるなら今日中には終わら
ない・・・。第3回を予定してるということ??・・・なんか胡散臭いぞ。)

13:40 IWDは前回の反省からだろう、質問者にはマイクを持たせない、座
席ではなく通路に出て質問させる、という手を打ってきた。
「たくさんの資料を広げながら質問したいので席に座って質問したい」と申
し出ると、「パイプイスを通路に運ぶのでそこに座って質問してくれ」と乙間
氏。(乙間氏はこの辺の部分についてはIWDから釘を刺されていたみた
い)
「座席に座ったまま質問したらなぜいけないのか。イスをいちいち運ぶ手
間が省けていいじゃないか」といった提案には、きっぱり「私の提案した方
法でやってもらいます」と乙間氏。(今までの柔和路線が変化してきた。信
用できないぞ!)

一問一答に先立ち、水俣市産廃対策室の福田氏がパワーポイントを使っ
て水質分析結果を発表。水溶成分などを図式化したヘキサグラムを駆使
して、IWDのアセス準備書において表層水としているものが馬尼田台地
が育んだ湧水(地下水)であることを明快に説明した。会場から大きな拍
手を受けて福田氏は面目躍如といったところ。

ここでようやく質問タイム。
トップバッターは前回に続いて下田保冨さん。
下田さんが通路に出るとIWDの社員(だろうと思う。もしかしたら警備会社
からの派遣かも知れないが)がパイプイスとマイクを持ってくる。下田さん
が自分でマイクを持って話そうとするが、社員はマイクを離さない。
時間がもったいないこともあったし、下田さんの人の良さもあるのか、社員
にマイクを持たせたまま下田さんが質問をする。
横で見ていても話づらそう。これはIWDの無言?のプレッシャーに違いな
い。
それだけじゃない。前回、下田&遠藤で交互にマイクを持ちながら鋭く追
求した連係プレーが封じられた。(むむっ、敵もサルもの)
下田さんの質問に対して、田邊氏はのらりくらりと午前中の説明を繰り返
すだけ。回答にはなっていない。(ちゃんと見てれば誤魔化してるだけだっ
たことはだれだってわかりますよね、熊本県のお役人さん)

納得はできないけれど下田さん一人で時間を取るわけにもいかず遠藤に
バトンタッチ。
遠藤は下田さんほど優しくはない。
「マイクは僕に持たせてください。マイクを持たれていると話がしにくいんで
す」とマイクを奪い取る。
遠藤の質問に対しても同じことの繰り返し。のらりくらりと逃げるだけ。間
違いを明確に指摘されていても話をそらして間違いを認めることさえしな
い。
遠藤は相手の不誠実さに声を荒立てることはしない。(いつもと違うんじゃ
ない、かなり無理してるね。まあ、印象を悪くしないためにはその方が賢明
だね)
「水のことを問題にしているのは、水量のことではなく、生活に必要な水で
あるからだ」ということだけは田邊氏も認めた。

15:00 ここで予定の3時になる。
まだ問題の核心である地質については全く質問はしていないし、他にも山
のように質問は用意してある。
が、司会の乙間氏が「予定通り会場からの質問を受けたい」という。
馬奈木弁護士が「会場からの質問の後に一問一答を再開することを重ね
て確認したい」と迫る。
乙間氏は「打ち切りません。続けます」と確約。

とまれ、会場からの質問を受けることになった。
たくさんの手が上がった。
乙間氏が指名する。
会場からも鋭い質問。(一人一人の危機感が感じられる)

10トンダンプの通り道となる平町の自治会長が質問。
「平通りはとても狭い。自分も大型車を避けようとして自分の車を壊したこ
とがある。もしそこに人がいたらと思うと怖いがどうなのか? あんたは実
際にダンプを通して調べたことがあっとかな?」
会場からは大きな拍手。
これに対し、田邊氏は「私は大型免許を持っていませんので走らせて調べ
ていません」(このとぼけた返答は何だ。それなら機械を持ってませんので
調査はしませんというのと一緒だろうが。その程度の調査しかしていない
ことを露呈してるんだよ、田邊君)。そして、大型トラックが走っている写真
やグラフを示して、「十分に調査した。問題はない」と回答。

ところが、この写真に対して会場が大ブーイング。

「場所が違うぞー」
「そこは3号線じゃがー」
「平町じゃなか。旭町じゃがー」

田邊氏の示した写真は平町通りではなく、少し離れて道路が広くなった場
所で大型トラックを写したものだった。

田邊氏「ここは平通りの入り口でしょう」
会場「そこは旭町通りたい。平通りはもっと先じゃ」
「つながってりゃどこだっていいんなら、熊本市内だってつながってるぞ」
大ブーイングにもめげず、田邊氏は「調査はきちんと行いました」とひるま
ず(居直りともいいますがね、田邊さん)

そこへ、「これが平町です! これを見てください」と後方から写真を貼っ
た模造紙を持った女性が駆け下りてくる。
ステージ手前の通路で黒づくめの男らがそれを阻む。(そういやあ、今日
はやけに屈強な男たちが多い。環境大臣が来たときのSPの数よりはる
かに多い。総理大臣クラスの警備じゃないかな)

模造紙に貼ってあったのは「水俣に産廃はいらない!みんなの会」が3月
に実際に10トンダンプを平町で走らせて撮影した写真だ。会場の外で展
示していたものをはがして持ってきたのである。

平通りは極端に狭い場所が多く、とても大型車同士が離合できるものでは
ない。計画ではこの通りを1日55台の10トンダンプが廃棄物を搬入する
ことになっている。帰りを考えると1日110台の大型車が通ることになる。
それでなくても狭くて危険なところ、ダンプがひっきになしに通ったらどうな
るのか、住民は不安でたまらない。そんな住民の切実な不安が全くわかっ
ていないのだ。

乙間氏は「その写真は私が受け取ります」と模造紙を受け取り、小林社長
に示す。
そして、専門家らしく解説をする。
「道路の問題は二つあって分けて考える必要があります。全体の交通量
の問題と局部の通りにくさの問題です。交通量は道路のどこを計っても同
じですが、通りやすさは違います」と。
実はこれもまやかしである。
「道路のどこを計っても通行量は同じ」というのは、分かれ道がない場合で
あって、分かれ道の前後では通行量が違うのは自明のこと。同じ3号線で
も熊本市内と水俣では通行量は違うでしょ、乙間さん。

これを追求しようと質問の手を挙げるが、全く無視。

「今まで発言をしていない人に質問をお願いします」と(んっ、どういう意味?
 少なくとも手を挙げてる人の大部分は一度も質問をしたことがない人だ
けど?)

会場からの質問。
「IWDの調査では地下水は西に流れていることになっている。だとすれば、
予定地の西にある茂川・野川地区の井戸が危なくなるのではないか」
田邊氏、胸を張って「調べていません」。(やっぱりね、初めに結論ありき
の調査しかしてないモンね)

会場からは「再調査しろ!」との怒号。
田邊氏、完全にふて腐れてよそを向いて無視。

会場には手を挙げている人がいっぱいいるのに、
「私は目が悪いので会場がよく見えない」と(???)。
そして、小林社長に近づいて、なにやら打ち合わせ。(???)

15:50 終了予定の時刻が近づいてきた。
乙間氏は会場の質問を打ち切り、代表の質問に戻すそぶりを見せない。
そんな中で乙間氏が指名した人の質問
会場「処分場ができると、雇用は増えるのか?」
小林社長「40〜50人くらい雇用できるだろう」
会場「地元の貢献できるようにしてほしい」(???)

「今度は若い人に」と言って乙間氏が指名した。
会場の若者「水俣は公害の町だが、公害の町は水俣だけではなく、四日
市や富山もある。四日市にも富山にも産廃処分場はある。水俣はダメだ
というのは地域エゴ。産廃処分場に反対しているのは市民全部じゃない」
(四日市を引き合いにして産廃賛成とは、「産廃は作らせたら大変なことに
なります」と言っていろいろ資料を送ってくださった四日市の方に面目なく、
腸が煮えくりかえる思いだ)

もちろん会場からは大ブーイング。

実はこの質問者は前回も会場で来ていて、IWDに怒号が浴びせられるた
びに、「静かにしろ」とか「説明を聞け」とか、大声で怒鳴っていた若者であ
る。
その時は周り中から非難の集中砲火を浴びた。(ちなみに、その直後の
休憩時間に、彼は誰かと携帯で連絡を取っていた。その後は彼はヤジを
止めた)

IWD社員と関係者を除けば、会場の99%は処分場反対の人たちである。
会場で質問の手を挙げた人の9割以上が反対の人たちである。
そんな中で数人しかいない賛成派(たぶんIWDの社員か関係者)を二人
も指名するとは、乙間さんも役者やのう。

ここで一言。「IWDはエライ」
会場内には得体の知れないカメラマンが2人ほどいた。
前回も確かにいた。
IWDはきちっと反対派のうるさがたをチェックしていたのだ。
もう一度いう「IWDはエライ」

時間は閉会予定の午後4時となった。


16:00 「時間になりましたが、どうしましょうか」と乙間氏が小林社長に尋
ねる。(フリだけのようにも見える。バレバレじゃないか、この大根役者!!


会場からは怒号。
「まだ質問が残っているぞ」
「打ち切らないと約束したじゃないか!」

小林社長が無言でうなずくと、乙間氏、さっと踵を返して、

「では、時間になりましたので終了とさせていただきます」

その早さたるや!

壇上に詰め寄ろうとする人びと、それを阻止しようとする黒ずくめの社員。
社員に守られながら舞台の袖に消えていく乙間氏や小林社長たち。
映画でみたような風景。何十年か昔にも同じようなことがあったような。


16:20 急遽、会場前でミニ集会を開催。
馬奈木弁護士、坂本ミサコさん、坂本龍紅さん、宮本市長がマイクを握る。
「ついにIWDは本性を現した」
「説明会は住民が納得するためにあるのであって、IWDの帳面消しのた
めにあるのではない」
「熊本県はIWDの横暴を止めさせ、再度説明会を開催させる義務がある」
「熊本県にそのことを確認しに行こう」
「闘いは今始まったばかりだ」
「人任せではなく、それぞれが行動することが大事だ」

もしかしたらIWDはうまくいったとほくそ笑んでいるかも知れない。
でも、それは甘い。これからが本番なのだ。


-----追記-----
17:30 その後、なんやかんや周囲と話をして分かれようとすると、「こっち
来て」との声。住民の一部が文化会館を出た社長らを追いかけていたらし
く、10人ほどが去ろうとするワゴン車を囲んでいた。

若い女性らが目に涙を浮かべて車の前に立ちはだかっている。
IWD側は社長と司会は後部座席に座り、窓もカーテンも閉め切ったまま。
専務が勝ち誇った顔でニヤニヤ笑いをしている。

17:40 まもなく警察がやってきた。IWDが呼んだのだ。IWDが警察に勝手
な説明をしようとするが、住民が説明会の経緯を説明すると、警察官もど
うしていいやらと困惑顔。

18:00 しばらくの膠着状態ののち、刑事さんが仲介に立ってくれたが、そ
れでもワゴン車側は拒否。回答は求めない、申し入れだけでも、と刑事さ
んが言っても窓も開けようとしない。「こうしていても仕方ないから帰りまし
ょう」と住民らは帰途についた。
---------------


              (文責 弘津・高嶋)






──────────────────────────────
(2)意見書をお願いします
──────────────────────────────
IWDは質問に答えずに逃げました。今後は、許認可権を持つ熊本県に対
して、IWDが説明責任を果たすよう強く訴えていかなければなりません。
また、意見書を6月5日までに提出しなければなりません。

IWDの強引な計画をストップさせるため、一人でも多く、一枚でも多くの意
見書をお寄せくださるよう重ねてお願いいたします。

字数や内容の制限はありません。
相思社でとりまとめをしています。とりまとめ期限は5月末です

メール info★soshisha.org (★を半角の@に変えてください) 宛にお送りいただくか、下のメールフォームか
らお送りください。
http://www.soshisha.org/topics/sanpai/sendmail_php/mail.html

よろしければ下の文例を参考にしてください。(あくまで文例ですので、もち
ろんご自分の言葉で書いていただいてかまいません。)
-----------------------------------------------------------
(水俣への理解について)
 水俣病問題は、工場排水という産廃により発生した最悪の環境汚染で
あり、50年を経た今もなお解決されず、多くの被害者が苦しんでいます。
 一方で、水俣市民は、水俣病の経験を貴重な教訓として、決して環境を
汚さない、地球環境破壊に荷担しないというまちづくりの考え方と生活信
条に基づき「環境モデル都市づくり」を進めてきました。市民自らが、ごみ
の高度分別・リサイクルに取り組み、ごみを減らし、エコタウン企業を誘致
して、資源循環型社会の実現を目指してきたのです。このような水俣に、
巨大な産業廃棄物最終処分場を建設し、危険物が含まれている可能性
のある大量の廃棄物を埋立処分することは、市民の努力を無にし、水俣
のまちづくりの理念に逆行しています。
また、水俣湾埋立地は、高濃度未処理の水銀汚泥を封じ込めた、広大な
産業廃棄物最終処分場であるとも言えます。このような受難の地水俣に、
さらに巨大な産業廃棄物最終処分場の建設を計画するとは、あまりに理
不尽なことではないですか。
 貴社の水俣に対する理解、水俣を建設地に選ばれた理由を伺いたい。

                       住所 
                       氏名 

-----------------------------------------------------------
その他の文例はこちらをご参考ください。
http://www.soshisha.org/topics/sanpai/ikensho.htm

どうぞ、皆様のお力をお貸しください。
よろしくお願いします。

                                    (文責 高嶋)


※ネットワークこそが相思社の力です。ご意見、ご感想、ご叱責等なんで
もお知らせいただければ幸いです。


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したメールがご不要の方、アドレスの変更は、お手数ですがご連絡下さい。
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