【まえがき】
【第一章】映画は時代を写す鏡である
◆鮭ものぼればウグイも泳ぐ[『阿賀に生きる』]
◆甦った舟大工の技と魂[『阿賀に生きる』]
◆長谷川さんの山田んぼ[『阿賀に生きる』]
◆ミナマタを今さら悲劇のシンボルにするな
◆石牟礼道子作『苦海浄土』を読む
◆テレビのない暮らし
◆競輪界の疾風怒濤 太田真一讃歌
◆欲望の果てまでも
◆モノカルチャーとバナナ[『日本NGOとバナナの一〇年』]
◆「バナナ研」はどこへ?
◆『阿賀に生きる』から十年
【第二章】映画的意志は細部に宿る
◆映画そのものの本源的な力を見直そう
◆「水俣病の映画なのに面白い」って言われたが……[『阿賀に生きる』]
◆映画は〈意義〉に殉じてはならない[『柳川堀割物語』]
◆東北の壁[『無辜なる海』『ニッポン国古屋敷村』『阿賀に生きる』]
◆饒舌より寡黙を、音楽より物音を[『音のない世界で』]
◆ロシアの大地の「いちげこき」[『ナージャの村』]
◆映画の中の表情の輝き
◆静寂と爆音 クリス・マルケルとヨリス・イヴェンス[『ベトナムから遠く離れて』『北緯一七度』]
◆善意と悪党 マフマルバフとキアロスタミ[『カンダハール』『ABCアフリカ』]
◆超然とした透明な視線[『Devotion 小川紳介と生きた人々』]
◆問われる作家の主体性 アジア発ドキュメンタリーの新しい潮流
◆周縁と辺境 「アジア千波万波」の審査で感じたこと
◆「テレビのような」とは
◆これからはテレビを見直そう
◆「テレビドキュメンタリー研究会」と牛山純一全仕事
【第三章】心の奥底にひろがるカオスの海へ
◆不思議の国のアーティスト[『まひるのほし』]
◆シゲちゃんの現代アート[『まひるのほし』]
◆限定付き放浪[『まひるのほし』]
◆あらゆる芸術家は不幸である 洲之内徹をめぐって[『まひるのほし』]
◆心地よいこだわり[『まひるのほし』『花子』]
◆今村家の花子さん[『花子』]
◆美意識を反転させる鏡[『花子』]
◆写真の眼差し 三浦和人と牛腸茂雄の写真集[『SELF AND OTHERS』]
◆写真の磁力 牛腸茂雄の〈不在〉を撮る[『SELF AND
OTHERS』]
◆作品が成り立つ瞬間 映画と絵画の〈リアル〉
◆明治の痕跡・阿賀の記憶 石塚三郎のガラス乾板
【あとがき】
