ポジフィルムの整理に着手しようとしている。と、ちょうど元職員が相思社に来たので、あれこれ見てもらった。2000年代に入ってからは写真の整理をしていた職員はいないらしいので、その前から山積していたものだろう。保存のためにはポジフィルムがよい(安定している)という考えがあったので、大量にポジフィルムで保存されている。ネガやプリントの資料と重複しているものも多くありそうだ。整理を始める前には、とりあえずすべてスキャンしてみて内容を確認しようと考えていたが、そんなに気軽にできる量ではないことが判明した。元職員が物置から引っ張り出してきてくれたライトボックスで内容を見て、スキャンするフィルムを決めることにした。

昔は今でいうパワーポイントの代わりにマウントをつけてスライドにしたポジフィルムを使っていたので、講演で見せるために選別された写真？は興味深い。相思社に環境調査部があったころの水俣湾埋立工事中の水中写真や、「キノコ工場の思い出」という箱の中のフィルムも気になる。そのうちきちんとスキャンして活用の道を考えたい。やりたいこと、気になる資料はたくさんあるのに手が回らずやきもきする。