きょうの考証館は賑やかでした。はるばる来てもらえるだけで嬉しいのですが、来館者のお話にいつも考えさせられます。。。まさに居ながらにして旅、です。
開館後すぐに水俣を研究する東京の学生さんがきてくれました。卒論で水俣を取り上げるとのこと!あまり話す時間はなくて残念でしたが、この後、色んな人と処をまわるそう。たくさん出会ってたくさん出会って実りある水俣になるといいなと思いながら見送りました。頑張ってほしいです。
その後、名古屋の大学の先生が研究目的で来訪。
お客さんは20歳を過ぎてから釜ヶ崎の工事現場で働きドヤ街で暮らしていたそうです。その後、大学や大学院へ入学しホームレス研究などを経て、これから水俣病の研究をはじめるといいます。
最後に来た素敵なヒッチハイカー二人は京都のKARAIMO BOOKSさんからのご紹介。 http://www.karaimobooks.com/ 相思社の貴重なネットワークです。ここの奥田さんは、色んな方の足を相思社に向かせてくれます。先週も京都大学の学生さんが来てくれました。
今日来てくれたのは私と同世代の歌唄いと映画監督でした。一緒にご飯を食べながら、原発事故後の福島の様子や、作物のセシウムをゼロにすることで他の放射物質影響から目を逸らさせる国策などを教えてくれました。水俣と同じ、それ以上のことが起きていると感じました。夕方畑で燃やしものをしたのですが、そのあいだギターで弾き語りをしてくれました。力強い歌声です。中学生の頃に聞いていた小沢健二も聞けて幸せ♪夕方、展望台に登って夕焼けと月を見ていました。この景色が彼らの頭の片隅にあるかと思うと嬉しいです。
相思社には色んな人が来ます。先週愛林館の沢畑さんにも教えてもらったのですが、このネットワークをどう活かせるかが団体の実力です。どうにかその実力をつけたい。そして、自分たちのためにもですが、相思社にやってくる人同士をツナグために活かしたい。出会いときっかけの場所、安心して人生を考えたり迷惑をかけあえる場所にしたいです。
写真は午前9時、相思社から見た不知火海