不知火海ではかつてボラ籠によるボラ漁が盛んでした。
ボラ籠は罠のような仕掛けになっていて、中に餌を入れてボラをおびき寄せます。
餌によって捕れ方がまったく違うので、その製法や成分はそれぞれの漁師の秘伝でした。でも、茹でた蛹(さなぎ)をいれるのは共通だったようです。
茂道の漁村でかつてその蛹を茹でていたという釜。陶製。
考証館には以前からボラを捕るためのボラ籠をいくつも展示していますが、不知火海ではかつてボラ籠によるボラ漁が盛んでした。
ボラ籠は罠のような仕掛けになっていて、中に餌を入れてボラをおびき寄せます。
餌によって捕れ方がまったく違うので、その製法や成分はそれぞれの漁師の秘伝でした。でも、茹でた蛹(さなぎ)をいれるのは共通だったようです。
茂道の漁村で嘗てその蛹を茹でていたという釜を茂道の石本譲治さんからいただきました。
直径80センチほど。一見鉄製に見えるのですが、陶製です。