九州大学大学院 まち案内

10月5日、九州大学大学院のグループを案内しました。
参加者は大学院生に加え、シンポジウムに合わせて来日された海外からの研究者もいらっしゃいました。
ドイツからの日本政治の研究者や、オーストラリアから日本の歴史研究者など分野の幅が広く、そのおかげもあってか活発な雰囲気でした。

茂道、それから水俣駅・チッソの正門へと案内しました。
正門にある「チッソ」と「JNC」の二つの看板を見ながら分社化について説明をし、工場のそばを通って八幡残渣プールの跡地へと行きました。八幡残渣プールを案内するのは初めてでしたが、説明の間もひっきりなしに大型のダンプが出入りしており緊張しました。
埋立地では親水護岸の段差に腰かけてもらい、埋立地工事の写真を見てもらいながら構造の説明をしました。埋立地の端に打ち込まれている鋼矢板シェルは50年しか保たないという話をすると、「これを機に水銀を除去したほうがいいのでは」「今のシェルにかぶせるように新たな鋼矢板を打つのが一番現実的」「五〇年後の劣化度合いによってはそれ以降も使えるはず」などと意見がポンポンと出て、まるで護岸が教室のようになりました。

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