愛媛大学の9名をまち案内

梅雨明けかな?!と思うくらい天気が良くて暑かった7月2日、愛媛大学教育学部の環境地理学を受講する学生8名と先生をまち案内しました。

朝一番に、埋め立て地へ。木陰で自己紹介をします。事前にいろいろと文献を読んできたようで、水俣病で興味深いと思ったことを挙げてもらいました。「企業城下町の構造」「人々の対立」「現代社会の問題と共通する部分」などそれぞれ異なる関心を持っており、わくわく。

天気が良いので、海も親水護岸の風景もよく見えました。そのあと、百間の排水口、水俣駅、チッソ正門へまわります。大崎ヶ鼻の「感謝の碑」から、島々を見渡しました。茂道では、水俣の特徴的なリアス式海岸とみかん山を眺めました。午後からは、佐藤英樹さんと佐藤スエミさんにお話しを聞きました。2つの裁判の話や茂道の無農薬みかん栽培のことを聞きました。

大学で水俣病のことを勉強し、いろんな興味を持ち、そして水俣という現場で何を感じたのか。一人一人じっくり聞きたかったけれど、時間に限りがありました。後日、学生さんからお礼に手紙が届きました。

「水俣病は私たちに普遍的な問題を提起しているように思います。だからこそ、この悲劇を繰り返さないため、私たちは学ぶことに加えて『伝える』ということを大切にしていきたいと思いました。」

様々な関心をもって訪れた学生さんたちなので、「伝える」方法もきっといろいろあるはず。それぞれの環境で、水俣で学んだこと・感じたことが活かされるといいなと思いました。

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