東京学芸大学が合宿

毎年水俣へ合宿に来ている先生と大学生がことしもやってきました。
6回目の水俣という大学院生もいれば、初めての水俣という学生もいます。

町を案内した日は、良い天気で景色がきれいでした。
チッソ・JNCの正門では座り込みの説明をしました。そこで、「ここが座り込みをしていた現場だなんて、想像するのが難しい」「考えていたより水俣の風景は自分の生活の場に近くてびっくりした」と言ってくれた学生がいました。
モノクロの映像や当時の生々しい怒りが滲む文章を読んできた彼らにとって、一見普通の地方都市に見える水俣の様子は予想外だったのだと思います。確かに水俣の市街地は単なる地方都市にしか見えず、水俣病が発生した当時の様子は現場を見ても想像力で補わなければいけません。今回は、水俣で生まれ育った若い人とも話をする機会があり、今の学校で習う水俣病のことや水俣病をどうとらえているのか、など突っ込んだ話をする機会になりました。当時の町や人を想像すると同時に、今の水俣にも興味をもってもらえたのではないかと思います。

そのほかにも、上映会イベントに参加したり、水俣ハイヤを練習したり、温泉に入ったり。盛沢山の4日間を過ごしていきました。元気な学生に私も元気をもらいました。

西日が差す埋立地にて、慰霊碑を前にする学生たち

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