日時:2018年12月21日(金)16:40より(18:10 終了予定)
会場:同志社大学 烏丸キャンパス (今出川校地) 志高館SK119教室
※志高館は、京都市営地下鉄烏丸線「今出川駅」下車、烏丸通沿いに北へ徒歩5分
~案内文~
水俣病センター相思社の永野三智さんが『みな、やっとの思いで坂をぼる―水俣病患者相談『みな、やっとの思い で坂をぼる――水俣病患者相談のいま』(ころから出版、2018年)を刊行されました。待望の新著 です。これを機に、同志社大学での授業「グローバル地域文文化 専門セミナ ーⅡ」(小野文生担当)にゲストとして永野さんをお招きし、患者相談という仕事のなかから生み出されたこの著作をめぐって、 そして水俣病の「これまで」と「 これから」について、お話をうかがいたいと思います。水俣病についてはもちろんですが、 広く社会問題一般とのかかわり方や支援という営みをめぐって学ぶ機会になるでしょう。さらには、ひとの哀しみや怒り、諦めや諦めきれなさといった 複雑な感情に満ちた苦悩の経験にアプローチするにはどうすればいいのか、その苦悩の声ならぬ声を聴き取るとはいかなる営みなのか、当事者性とは何かといった 問いをめぐって、一緒に考える機会になればと願います。授業は公開ですので、どなたも歓迎です。どうぞお越しください。(小野文生)