2011年度 活動計画

2011年5月22日開催 理事会報告

(1)〈公益法人制度改革対応〉
2009年度に公益法人制度改革対応作業部会を設置し検討を重ねてきた。2010年度に「一般財団法人」化を目指す方針を打ち出し、理事会に提案し方針が承認された。作業部会では2011年度中の一般財団人認可申請を前提として様々な課題について検討を続けている。今年度は認可申請仕上げの年であり、今年度上半期に新定款の策定、理事・評議員候補の選定、新会計基準(実施事業=公益事業とその他事業=収益事業)による予算・決算のシミュレーション、公益目的事業支出計画作成、などのより具体的な作業を行わなければならない。
今年度秋の理事会において一般財団法人認可申請の最終提案を行い、下半期に認可申請、2012年度からは一般財団法人として再出発する予定となっている。したがって今年度上半期には必要に応じて作業部会を開催し、秋の理事会までに認可申請の詳細案を作成したい。

(2)〈(水俣病の経験を活かした)地域づくりへの具体的対応について〉
相思社の2001年答申においても、活動の三本柱の一つとして「水俣病の経験を活かした地域づくりに主体的に関わる」があげられており、方針に沿ってスタッフ職員が様々な形で地域づくりに関わってきた。
2001答申の柱の一つである、「水俣病を伝える事業」は水俣環境大学構想や統一事業体構想にも深く関連するものであり、こういった事業構想にも積極的に関わっていきたい。
また、福祉・健康増進事業は介護保険制度が開始された頃から、「相思社として取り組むべきではないか」との議論があった。2002年には学習会なども始めたが、相思社の不得手な分野であり中断されたままになっている。
特措法に関連して今年度から来年度にかけて、水俣環境大学や地域福祉・健康増進の大方針が決まっていくと思われる。相思社もこういった方針作成に積極的に関わり、水俣病を伝える事業の拡大や福祉・健康増進事業を含む地域づくりに関わる新規事業に結びつけていきたい。

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