まさかのサーバがダウン。。。困った!
相思社内で使っているサーバーがなんだか不調・・・と不安げに葛西さんがつぶやいていたと思ったら、とうとうぶっ壊れたらしい。どうやらバックアップを取っている最中に力尽きてしまったらしく、先日からコツコツ作っていた第二資料室の目録は消えたかもしれない。いろんな人に手伝ってもらった時間がかかる写真のスキャンも。ううむ。ローカルコンピューターに保存しておかなかった私が悪いのだ(ローカルがぶっ壊れた経験からすべてサーバに保管するようにしていた)。頼みの救出ソフトに手を合わせる。
デジタルの資料が消滅するのは一瞬だ。跡形もなく消える。紙もフィルムも劣化するので保存のためにデジタル化したほうがよいと考えていたが、保存のためにはむしろ物理的に存在する資料のほうがいいのだなと今回のようなことが起きてから思う。球磨川水害で被害を受けた写真の処理のお手伝いをしたときには、画像が流出した写真もあり張り付いてどうしようもないフィルムもあったが、とにかくモノとしては残っていた。モノが残れば、たとえダメ―ジを受ける前のように、写真なら画像の、書面なら文章などの情報を読み取ることはできずとも、そうであったことは伝えられる。が、デジタルデータが消えるときは痕跡を残さない。
火はすべてを燃やしてしまうので一番怖い。デジタルデータを保管する媒体も、デジタルではない資料も、火だけはどうしようもない。どのように資料を保管すればいいのか、資料室の破損の可能性を考え出すと、宿泊者が勝手に花火をしたら?豪雨の雨漏りの時は?といった現実的なものから、阿蘇山大噴火や隕石落下など不安は尽きない。どうしようもないこともあるけれど、できる限りやっておくしかない。本当に、それしかないと思う。