百合子さんのいきなりだご

まゆみさんから電話がかかってくる。

「今度百合子おばさんといきなりだごを作るからおいで」と誘ってくださった。

「いきなりだご」とは、熊本の人が好きなダゴ(だんご)で、小麦粉と団子粉を混ぜて作る外皮はもちもちしていて、唐芋(サツマイモ)とあんこが中に入っていたおやつ。何がいきなりなのかは所説あるらしいが、「思い立ったらすぐ作れる」の「いきなり」ではないだろうと思う。サツマイモとあんこがちょうどよく家にあることはめったにないだろう。唐芋を生のまま投入できるからという「生なり」説や、昔はあんこは入れず唐芋だけをぶち込んでいたので、「いきなり」という説もあるらしい。

「9時ぐらいに始めるから」と言われたので、8:50ぐらいに百合子さんの基地の戸を開けると、なななんとほとんど作業が終わっているではありませんか!

「とっとったけん」と言われてサツマイモを差し出される。ふわっと生地があたたかいのは、小麦粉と餅粉をお湯でこねているからだそうだ。皮を広げる、あんこをのせる、唐芋を切る、などうまいこと分担が決まっていて、流れるように蒸し待ちのダゴが量産された。

完成したダゴは、約200個!(ひえ~)

作るからちょっと遊びにおいでよ、の数じゃないですよね…すごすぎる

200個は、あれよあれよという間に分配され、どこに誰が届ける、誰が誰に電話をかけて取りに来てもらう、などの作業が決まっていく。

蒸したてのダゴ、おいしかったなぁ~~~~~~

カテゴリー: スタッフのひとこと パーマリンク

コメントは停止中です。