助成金で8ミリフィルムのデジタル化。
今年度は数回に分けて業者にお願いすることにしている。そのフィルムの選定作業。
8ミリフィルムの一部は、相思社の過去の職員や撮影者によって8ミリからVHSにコピーされている。VHSは2000年代に入ってから一斉にDVDにコピーしたようで、VHSほぼすべてDVD化されている。さらにDVDはデジタルデータを抜き出してサーバー上で管理している。
この変換の流れに乗った資料は、順調に8ミリからデジタルデータに変換されて保存できているのだが、漏れがかなりある。とくに8ミリは重要だと認識されたものしかVHSに変換されていないので放置されているものが多い。2000年代に入ってから、おそらく助成金などでお金があったときに一部を8ミリからDVDに変換したようだが、すべては終えられていない。その残分を、今回デジタル化に回すフィルムに選ぶ。
なんでこんな重要なフィルムをいままでデジタル化してなかったの?というものが予想外に多くて、ちょっと驚く(東京勧進、株主総会同行記録など)。重要だと思っていなかったのか、気が付かなかったのか。
でも、今回の助成金も限られているので、残分すべてをデジタル化することはできない。鬼塚巌さんが撮影されたフィルムはタイトルも内容の説明も細かく書いてあることが多いのでそれを元に優先順位を決めてデジタル化することになるが、タイトル不明のものや、優先度が低いと判断してデジタル化を先延ばしにする資料も、私の判断がとんでもなく間違っている可能性もある。ほんとうはすべてデジタル化すればいいのだけれど(お金・・・)。
今回、映像関係の資料レコードをなめるように確認していると、DVD化したはずのVHSやデジタルデータを吸い上げているDVDが、どうやら変換できていない気配がするものがいくつかある。これはまずいぞ。
大部分の資料が変換された後、漏れている資料がないかどうかを確認するのは時間と神経を使うので気が滅入る。でもやらなきゃだめだな。今年度中にできるかな。