昨日は山口県から来られた曹洞宗のお坊さん20名をご案内。
この写真、なんだか髪がある自分が浮いて見えます…。私もついこの間まで坊主だったのですが、頭だけ。
お坊さんたち、到着後すぐ仏壇の前に座り、相思社にお預かりしている120体のお位牌のために全員で読経をしてくださいました。20名の男性が声をそろえてお経を唱えるのです。その迫力と言ったら…!!私たちにとってお位牌やお仏壇は大切なもの。それを同じように思ってくれて、表現していただけたのはもっと嬉しいことでした。
曹洞宗では、人権と平和と環境に力を入れた取り組みをしているそうです。今回ツアーを企画された全柳寺さんは、今年の二月に水俣にいらっしゃって、「環境モデル都市」を学びました。その翌日に福島へ飛び補償や差別の現実を目の当たりにし、改めて水俣病の歴史に目が向いたそうです。
その上で今回は「人権研修」として、曹洞宗のメンバーを連れてきてくださいました。
今回は四時間の中に、人権講話、考証館案内、坪谷と百間、親水護岸のフィールドワーク、資料館見学にお連れするという、よくばりコース。あと振り返りの時間が取れれば最高だったなと思います。
こんな風に短い案内だと、時間管理が大切になります。でも…時間管理も大切ですが、そればかりではコミュニケーションがおろそかに。
ネットワークこそが力の相思社です。お坊さんではないですが、もっと修行を積んで、時間がなくても余裕の案内ができるように励みたいです。
来週は神奈川学園の案内、再来週は熊本市の中学校で講演、翌日には東京大学の案内が控えています。下準備をしっかりして、余裕を持って水俣を伝えてきます♪