百間排水口の樋門を展示

チッソ水俣工場から水俣湾に水銀を含む廃液を排水した百間排水口で2023年まで設置されていた樋門を考証館屋外で展示しています。

この百間排水口の樋門は、2023年に老朽化を理由に水俣市が撤去を決めました。
水俣病の歴史を伝える遺構という重要性を認識せず、相思社を含め多くの水俣病関係者は知らされないまま撤去されるところでしたが、保存してほしいとの声を受けて樋門は今後新調される予定です。

水俣病発生当時から使用されていた樋門ではなく、その後に付け替えられた樋門ではありますが、当時使用されていた樋門と同じ大きさです。現地の排水口は離れて見るためそこまで大きく感じませんが、近くで見ると巨大で水俣湾に流された排水の量を感じることができます。ぜひ見にお越しください。

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