昨日は、中国人ジャーナリストの方のインタビューを受けました。中国では今、公害病が多く発生しており、水俣病発生の頃や原発事故と同じように、企業を擁護する御用学者や行政の存在があり、メディアも体制側の報道をすることが多く、常に被害者側の報道をする彼のような人は少ないとのこと。仕事がしにくいこともあるようですが、それでも信念を貫く彼はすごい!
昨日は水俣病事件の歴史を簡単に追ったあと、患者の現状や溝口訴訟のことをお話しました。通訳の方に入っていただき最初はぎこちなかったけど、最後にはこれからも草の根で繋がっていきましょう、とかたい握手です。
私も、草の根で共に活動を続けたい。それにはやはり相思社という場所と存在が重要です。
石牟礼道子さんは、相思社をこんな風に言いました。
「相思社はいおの骨たい(いお=魚)。」「国家が水俣病を飲み込もうとしても、たった一本の魚の骨があることで飲み込めない。そういう存在でありなさい。」
私は、相思社はそうあり続けたい。
これからも、いおの骨・相思社を守り続けます。