しばらくお休みをしていましたが、今日から職場に復帰しました。

仕事であちこちへ飛び回る中で、今年度に入り子育てで心配事があり、次の月に今度は私が倒れ、これを機にと、17日間お休みをもらって昨日まで、娘とふたりで山村留学のようなことをしてきました。
久しぶりに水入らずで過ごす24時間×毎日。娘が小学校に入る直前まで、私たちは毎日一緒でした。数年間、共に日本を巡り色んな人のお世話になり、途中で出会った移動販売車で二人して働いて、海外ではジャングルで現地人に助けてもらったりしながら、今だけを生きました。何もないところでは反対に心が豊かになり、娘だけを見て暮らしていました。

娘の小学校入学とともに8年ぶりに水俣へ帰り、相思社に入りました。暮らしてみるとコンプレックスだった地元を見る目が変わりました。この地で人や風景に救われながら子育てできる幸せを知りました。
だんだんと仕事が忙しくなり、当時同僚だった坂西さんという先輩から、「世界平和は家庭不和」という言葉を聞きました。家にいる時は毎日一緒に散歩した り、話を聞いたり、私の仕事の内容を伝えたりしてきたけど、そんなことではなくて「どれだけ君を見ているか」「困ったらしっかり受け止めるよ」と行動で示 すことが大切でした。難しい時期に入る前にしっかりと向き合ってそれを伝えようと思いました。

私たちにとって宝物のような時間を作ることに協力してくれた同僚や家族やママ友、理解を示し快く送り出してくれた学校長や先生たち。そして今日まで待って くれていた患者さんたち（今日は電話や来訪が多かった！）。たくさんの人に支えられて私たちがあることを改めて知り、たくさんのありがとうを感じた日々で した。

もらった休暇で娘との信頼関係と私自身の足元がしっかりとしてきた気がします。足元がおぼついていては、仕事どころではありません。

「世界平和は家庭不和」から「家庭平和は世界平和」へ。

今日からまた水俣病業界（？）に復帰します。