2016年11月11日に、日本労働ペンクラブの皆様をまち案内しました。
日本労働ペンクラブとは、様々な社会問題に関心を持つジャーナリストや研究者などの親睦団体で、1981年に設立されたそうです。
クラブでは見学会を定期的に行っており、今年は古くからの相思社会員でいらっしゃる中川隆生さんが水俣行を提案され、14名の方を募ってくださいました。
水俣駅の見学、排水溝・埋立地の見学をしたあとチッソ(JNC)を見学しました。工場内もバスで周回しました。熊本の地震被災地の見学のあとに水俣に来られているので、プラント内に網目のように張り巡らされている配管を見て、ここが大きな地震に襲われたら大変だったろうなという感想を漏らす方が多かったです。
午後は相思社集会棟で吉永理巳子さんに語り部をしていただきました。
お話では、少し前の水俣病慰霊式で「祈りの言葉」を述べたお母様の話が出てきたので、みなさん関心が深かったようです。生計のためチッソにサーキュレーター(排水浄化装置)の突貫工事に従事したというはなしは、理巳子さんすら慰霊式直前に聞かされて驚いたそうです。
当日の水俣レポートは日本労働ペンクラブさんのホームページにも詳しく掲載されています。
http://roupen.club/
(葛西伸夫)