のさった、のさった

「水俣の夏は6ヶ月たい」と近所のおばちゃん。
5月半ばから10月の半ばまでという計算らしい。
「10月1日には会社は棚卸をするでしょ、あれで夏がそろそろ終わりにきたなって」
確かに9月も終わりに近づいているけれど、相思社の周りはツクツクボウシが元気にないてます。
そよ風がドライヤーみたいな真夏に比べると断然楽になったけれど、動くとすぐに汗だらだらになります。

しかし、秋も着実に近づいています。たら~んと下がっているのは、むかご。
むかごごはんが楽しみです。傘をさかさまに広げながら棒でつついて落とそうかな。

右は考証館の隣。葉の下にはむかごがどっさり。
ツルだらけこの網は、仕切り網です。
1997年まで、水銀で汚染された水俣湾を仕切るために使われました。
網の中にいた魚は捕らえてドラム缶に詰められて埋められました。
でも小さな魚は網をくぐって行き来したり、逆に網が魚礁のようになって魚が群がっていたという話も聞きます。

こちらは集会棟の台所近くの「んべ」。ん?
ええ、「んべ」です。アケビのことです。紫色に熟するのはもう少し先ですね。
水俣でしりとりをすると1回は「ん」が出ても終わらないです。

「のさり」といえば、みかんもまだ青いです。
今年は数は少ないけど順調と聞いていたので、ほっとしていたのですが、先日の大きな台風の後に「ふ」が大量発生してしまったのです。「ふ」はいわゆるカメムシのこと。
街灯やスーパーの明かりに「ふ」がびっしりついていて、びっくり。
みかんが吸われてしまうと、スカスカになって変な「ふ」のにおいがついてしまいます。うーん、心配です。

今年もみかんは、できたしこ(だけ)皆さんにお届けします。
また「のさりニュース」でお知らせします。
りんごは今年は玉が大きいものが多いみたいですよ。

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