12月8日、熊本県立岱志高校の定時制で、熊本県による水俣病啓発事業の講話をしてきました。
熊本県の南端水俣から北端の荒尾まで140kmほど車を走らせ、夜の7時半から「水俣病についてもっと知ってほしい」と題して話しました。
全学年で約40名の生徒たちは8割が就労生。熊本県の定時制高校の平均が5割なので、最も高いそうです。授業後に働きにいく生徒も多いのだそうです。
中には塗料で汚れた作業着のまま時間ぎりぎりに教室に入ってくる生徒もいて、いつもとはずいぶん違う雰囲気でした。
映像を流しながら何度も途中で止めて解説を加えたり、少し脱線した話を交えたりしながら、お疲れの生徒たちがなるべく眠くならないように心がけました。
最後には生徒の代表からとても立派な謝辞をいただきました。
9時に終了してから水俣まで帰る力は無く、荒尾のホテルに泊まりました。翌日の土曜日は万田炭鉱館や炭鉱跡を見学してきました。炭鉱館では元炭鉱夫の方に一時間以上も説明していただきました。知らなかったことが沢山ありました。