宮崎茶園への取材

4月23日(月)新茶収穫前。
人吉相良村にある宮崎さんの茶園へ今年の出来具合などをお聞きするため、取材に向かいました。到着するとあちらこちらにいろんな茶畑。収穫の終わった所、黒のシートが被さっている所、緑広がる所。終始カメラは手放せなかったです。

 

 

 

 

←元気の良い新茶

 

さっそく取材に突入。色々なことを取材する中、前から気になっていた 「美味しい茶葉の見極め方」を聞いてみました。「茎が柔らかく長く、横になびきながら葉がパッと開いているのが元気の良いお茶だよ。」と宮崎さん。その話を聞いてたら、実際に自分で収穫してみたくなりますね。機会があったら是非してみたいなあ…

宮崎茶園はちょうど今日から、かぶせの段階に入っていて黒いシートが被せてありました。聞くと「お茶の注いだ時の色合いを良くするためにする作業でね、今はほとんどのお茶農家さんがやっているよ。」とのこと。かぶせをすると茶畑がまったく見えないため、すっぽりと隠れている姿はお茶が眠っているように感じます。黒シートを取り覗いてみると、新茶は緑の光沢を光らせながら元気よく育っていました。

 

 

 

 

 

かぶせをして、隠れてる茶畑                かぶせを取ると今年の新茶が!

相思社用茶畑で使用している肥料は、米ぬかと1番絞りの菜種油カス、動物・植物有機質肥料と麦芽粕を混合した肥料のみ。随時使い続けるのは米ぬかぐらいで、後の2つは、年1回使用でお茶を育てているそうです。「菜種油カスも昔は目がチカチカしていた。」と宮崎さん。昔、農薬中毒で体調を崩されたことは存じていましたが、実際にご本人からそのお話をお聞きするのは初めてでした。やっぱりどんな作物を育てる場合でも、作っている方の体に毒となってしまうものは極力使用せずに済むようになってほしいものです。

宮崎さんはお茶栽培に勤勉に取り組まれており、「飲んだ時に喉の通りが良くなめらかな喉越しで、重みやコクもあってとろけるようなお茶を目指してます!」と語る姿には強い熱意を感じました。今回、肥料屋さんから動物性タンパク質を加えると味が良くなるとのアドバイスがあったそうで、来年から使用肥料を加えるか検討中とのことでした。日々探求を続ける宮崎さんを今後も水俣から応援しつづけていきたいです!

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