終了いたしました。多くのご参加、誠にありがとうございました。
相思社の患者相談をまとめた本『みな、やっとの思いで坂をのぼる』の出版と、関連イベントのご案内です。
相思社が続けてきた患者相談業務。そこで聞いた、水俣で、不知火海沿岸で、故郷を離れ、水俣病に苦しむ人たちの声が本になりました。タイトルは、「みな、やっとの思いで坂をのぼる」。患者担当として働く職員が、水俣病を通じてお会いして生まれた揺らぎを綴った本です。水俣病事件の歴史も含まれ、中学生くらいから読める本になったと思います。本のデザインや挿絵は、水俣市袋に住む久保山雅子さん、特別版の表紙は相思社の木下裕章と久保山さんが手刷りで作りました。おふたりらしい、優しく、柔らかな味わいです。
Amazonでも買えますが、相思社で買っていただけると活動資金になるので、ありがたいです。→ http://soshisha.cart.fc2.com/ca2/231/p-r-s/
水俣病は、決して教科書に書かれた歴史ではありません。一人ひとりの患者に、水俣病を知ったわたしたちに、それぞれの水俣病があります。いまを生きる私たち一人ひとりの日常は、近く、あるいは遠く、どこかで水俣病と接しています。
刊行を記念して、刊行元の出版社がある東京で、トークイベントが開催されます。
どなたでも参加いただけます。
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『みな、やっとの思いで坂をのぼる』刊行記念トークイベント
「私たちの日常は近く、あるいは遠く水俣病と接している」
日 時◎2018年10月20日(土)14:00-16:30(13:45開場)
話し手◎永野三智(水俣病センター相思社職員)
聞き手◎崎山敏也(TBSラジオ記者)
入場料◎1,500円(税込)ワンドリンク(水俣のお茶)付き
会 場◎エディトリ神保町(東京都千代田区神田神保町2-12-3 安富ビル2F)
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