筑波大学の学生が合宿

11月12日から14日、筑波大学の博士課程の学生たちが合宿に来ました。
日本人学生のほか、中国、ベトナム、モンゴル、ガーナという国際色の豊かなグループでした。研究室にこもりがちな彼らを外へ!という先生のアツい思いもあり、数少ない博士課程の必修科目の一環で水俣での合宿を組み込んでいるとのことです。ネコ実験の小屋の前では、「自分の行っている研究の結果が、所属する研究所や職場にとって都合の悪い事実を明らかにするものだったら、あなたはどうふるまうか」と問いかけて考えてもらいました。すぐに答えのない問いを、すっきりとしない気持ちを、研究室に持って帰ってもらえたらと思いました。

秋の水俣は活動するのにぴったりの時期です。張り切って、2日目は矢筈山に登りました。前日は雨が降ったので登山道は滑りやすかったのですが、当日は天気が良く、頂上からは不知火海が一望できました。水俣の市街地を見て、出水方面を見ると、水俣は平地が圧倒的に少ないことがわかります。下山後は湯の鶴温泉でゆっくり入浴しました。


山頂から水俣を眺める

3日目に、水俣各所のフィールドワークを行いました。茂道では車から出たとたん、たこつぼからタコが出てきました。近所の方が仕掛けているたこつぼを確認しているところに遭遇。めったに見られない光景に大興奮でした。

さらに、シロゴが天日干しされているところや、とれたてのシロゴが船から揚げられる様子も見ることができました。

今が1年のうちで一番おすすめの過ごしやすく、みかんや魚もおいしい季節です。夏休みの合宿はフィールドワークが暑すぎてつらいのですが、夏ではなく秋の合宿、おすすめですよ~

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